スクラブと呼ばれるVネックタイプの白衣が、看護師の代表的なユニフォームとされています。
数多くの現場ですでに普及が進んでおり、利便性の高さが特徴的です。少し耳慣れない言葉かもしれませんが、「力強く、物を洗う」という意味合いの表現になります。実際にスクラブは医療現場でタフに使えるところが魅力的であり、生地や製法が頑丈なのでハードな現場でも安心して使えるのも大きな特長です。
力強く、物を洗うという語源の通り、業務用の洗濯機やコインランドリーにある大型の機械でゴシゴシと洗ってもユニフォームが劣化したり破損したりする事は基本的にありません。洗いやすさと耐久性の面で優れているポリエステル繊維で製造されているため、既存の素材から切り替える現場も豊富にあります。また乾燥させた後に皺やヨレがつきにくいという点もスクラブのメリットです。見た目が常に清潔に保てるのは、医療現場において大切な事と言えるでしょう。
医療現場は常にフレキシブルな対応が求められる傾向にあるため、洗濯の時間が毎日違ったり、長時間外に干す事が出来なかったりすることが多々あります。また、患者さんの体調に合わせて急遽、看護師がユニフォームを羽織らなければいけない、という場合も珍しくありません。
ポリエステル繊維の素材は綿素材に比べると乾きやすいです。綿素材の白衣は洗濯に時間が掛かるのもネックですが、スクラブのユニフォームの場合は短時間の脱水と自然乾燥でも十分に乾くので時間を気にすることなく洗濯することができます。
さらに一般的な衣類素材に比べると、ポリエステルのスクラブは選べるユニフォームのカラーが豊富である点も魅力です。看護師の方々が自分らしい一着をカタログから選ぶことができ、毎日好きなカラーのユニフォームで生き生きと勤務出来るといったメリットも大きいでしょう。